MASTER KEATON

出産まで本当にあと少しになりました。

計画出産予定なので、それまでに陣痛が始まらないよう、外出は控えています。
テレビはつまらないし、録画した分もすぐに見終わってしまい、ここ1週間ほど、家にある「MASTER KEATON」を久しぶりに読み返しました。

以前にも記事にしたことがあり、読み返してみたら当時も同じような感想を持っていたようですが、さらに時が経った今読んでみると、改めていろいろと考えさせられます。

90年代前半の社会情勢がよく出てきます。東西ドイツの統合による、特に東側の人々の労働環境のエピソードのほか、中東の情勢は今にも通じるものがあります。
イギリスのアイルランド(IRA)との因縁、フォークランド紛争、英国特殊部隊。
色々な国が舞台になりますが、いずれも戦争や紛争が落とした影をしょっていて、ほろ苦い結末となるエピソードも。

主人公の考古学の知識、軍隊時代のサバイバル戦術で色々な危機を乗り越え、人情の厚さからハッピーエンドとなるエピソードに、改めて感動しっぱなしでした。

私がイギリスをはじめヨーロッパに憧憬を抱く原点だったと思い出されます。
英語を使えるようになって、舞台となった国々を訪れてみたい、と思わせてくれます。
初めて読んだのは高校生位の時で、ろくに英語もマスターできず留学も果たせず、あれからなんやかんや時間が経ち、今は子育てと仕事の両立で精いっぱいだけど、私にとって夢を持たせてくれる作品かな。

名言もいくつか出てきます。


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信念を持って大胆に行動せよ。
そうすれば結果はついてくる。
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人間はどんなところでも学ぶことができる。
知りたいという心さえあれば
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私は好き勝手に生きたのよ、あなたもやりたいことをおやりなさい。
それがいい女ってものよ
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「じいさん、そんなに長い間生きてどうだった?」
「楽しかったよ。」
「いくつの時が、一番楽しかった?」
「……今、だな。」
「そんなに生きて退屈じゃなかったかい?」
「退屈? 退屈してる暇なんぞあるかい。」
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ヒカルの碁

めずらしくダンナさんがマンガを大人買いしてきました。
「ヒカルの碁」全23巻。ジャンプ・コミックス。

タイトルだけ辛うじて知っていて、ストーリーはまったく知りませんでした。

えっ、碁?碁のマンガ!?
碁が面白いの!?
ってな感じで最初は半信半疑で読み始めましたが、面白かったです。

2000年頃、連載していた作品らしく、古いマンガしか知らない私の中ではかなり現代のマンガですw
絵がキレイだな~と思っていたら、「DEATH NOTE」と同じ人が絵を描いていたらしい。

ルールも何も知らないで読んでも、なんとまあ碁の世界って熱いんでしょ!
よくテレビとかで碁の中継ってやってて持ち時間長いって思っていたけど、どんだけあっても足りない気持ちが分かる気がした。
そういえば昔、名人戦をネット中継していたとき、けっこう話題になっていたなあと思い出したり。
このマンガで小学生に碁の一大ブームが起きたとのこと。分かる気がしました。
おそらく、「キャプテン翼」を読んでサッカーを始めたり(私が小学生のとき)、「SLUM DUNK」を読んでバスケを始めたり(私が中学生のとき)するような感覚なのだろうなあ。
しかしまあ、よく「碁」(しかも少年漫画)に目をつけたものだ…。その着眼点もスバラシイ。

主人公のヒカルは、最初はちゃっかりさっぱりした現代っ子という印象だったのが、どんどん成長していく様も、よくできたストーリーだと思いました。


どんだけ私が好きなマンガが、古いものかといいますと…

■MASTER KEATON

■風の谷のナウシカ(映画の原作)

この二つは以前にもこのブログで紹介したような気がします。
実家からお嫁入り?したマンガでもあります。

■YAWARA!

これも浦沢直樹の作品ですが、柔が可愛い。
柔を追いかける松田記者が、不器用で可愛い。
ライバルのさやかさん、風祭さんも、どこか抜けていて可愛い。
ジゴロウ爺さんも、憎たらしいのに憎めなくて可愛い。

■ハイスクール!奇面組

私の中で80年代の代表作です。
小学生の時、ちょうどアニメ(おニャン子クラブが人気だった頃)化されて、大好きだった。
お約束な展開も多かったのだけれど、いろんなキャラクターが出てきて、○○組とかネーミングとか全部覚えていたかも。

■エスパー魔美

これも古いですね…。初めて本屋で「お取り寄せ」したマンガです。
超能力があったらいいなあって何度思いを馳せたことでしょう。

■はいからさんが通る

もっと古いですね。
伊集院少尉の「しょうい」という響きが、カッコよくて好きです。


あと、「夏子の酒」「日出処の天子」「うちのママが言うことには」もいいですね。昔好きだったのは「ときめきトゥナイト」「ガラスの仮面」。

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夏子の酒

「夏子の酒」は'89頃に連載された漫画で、'94年にドラマ化もされています。
いまからもう20年も前の時代(昭和の終わりから平成にかかるくらい)の話なのですが(当然、携帯電話は出てこない)、現代に訴える内容がもりだくさんでした。

今は偽造肉や餃子事件など、食品の安全性がとても騒がれ、食料の自給率の低さがニュースで報道され、有機野菜が重宝されている時代だと思います。雇用創出のため、農家をはじめるシンポジウムが開かれたりして、農家出身でなくても農業を始める人もいると思います。

でも、この作品の時代では、有機農法は異端児扱いされています。
農家は収穫の安定を求め、変革をいやがり、農薬により大地が汚染されている悪循環な事実に目を背けます。
減反を政府に強いられ、安い輸入米に頼ればいいんだと言い出す人もいます。


登場人物のうちの、原始的なまでに有機農法をかたくなに実行する農家のセリフです。
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食うものがなくなれば人々は争って農家にやってくる

食うものが余っていれば田畑なぞ見向きもしない

飽食の時代など歴史から見ればほんの一瞬の出来事にすぎない

まっさきに飢えが訪れるのは自給率30%のこの国だ

田畑を潰し続けるこの日本という国だ

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農家にも造り酒屋にも、理想と信条があります。しかしビジネスとして生きていくためには同業の中で正反対の考えの人もいて、正義の主人公からすれば敵に思える人にも抱える事情があり、どっちにも立場というものがあると考えされられました。


久々に一気に全巻を読んで、お米の一粒一粒のありがたさが増して、そして「ちょっといい」日本酒を選びたくなりました。いい話でした。

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「特別なメニュー」

私の家には、単行本「マスターキートン」全18巻があります。大好なマンガです。
実家から引っ越すときに、「風の谷のナウシカ」と一緒に持ってきました。
今日、雨で時間をもてあましていたので久々に読み返してみました。

全部一気によむ気力はなかったので、数冊だったのですが、本の間から、昔書いた落書きが出てきました。

Keaton

この絵は11巻の「特別なメニュー」の話の中のものです。
難題を解決したとき(イギリスの中華レストランの頑固親父を納得させるレシピをキートンが探し当て、旦那をうならせた)のシーンです。

18冊のうち、一冊だけ挟んであったのは記憶していましたが、まさかちょうどその本を手にするとは。

ストーリーも結構忘れていて、犯人や裏が分からず、人間関係を押さえるために戻りながら読みました。
結構、はじめにいい人として登場する人が犯人だったりするんですよね。。

ヨーロッパが舞台のことが多くて、民族とか、戦争(ドイツの東西のエピソードとか)、なかなか社会派です。
考古学者をかけもちしていて、それにまつわるミステリーや太古のロマンも。
友情あり、上司部下の絆、愛あり。

他にもいくつもいい話が多いです。
かなりおぼろげな記憶ですが。。

・フランスの古いワイナリーでもう一度ワイン作りを目指す話
・百合子が日本の予備校で浪人生と出会いオックスフォード大学を目指す話
・キートンのおばあちゃんがイギリスで作ってくれたプリンの話
・「天狗」は実は鼻の高い外国人だった説の話
・キートンの教授が戦時中も教鞭をとった話
・動物が出てくる話(けっこうある)
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クライマックスのルーマニアでの話も、いいです。

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昔のバイブルというか

家に帰ってテレビを付けたら、見覚えのあるアニメ…風の谷のナウシカがやっていた。


最後の30分位、つい見入ってしまった。

私にとってこの映画は(小中学生の頃に、たぶん30回位観てたんじゃないかなあ…)
倫理観とか、痛みとか、色々この映画が原点になってるんじゃないかと思うくらい、思い入れがある。
イラストもいっぱい真似して描いてた。(今でも残ってた…)

子供心に思っていたのは

いずれまた戦争が起きたらと思うと怖くて仕方なかったこと。

ナウシカの清廉潔白な人柄、言動に、憧れを抱いていたこと。巨大な虫に全然恐れなくてすごいなあと思ったこと。

ナウシカみたいに自由に空を飛んでみたいなあと思ったこと。

テトみたいなペットがほしいなと思ったこと。


ラストだけだったけど、今日あらためて見返してみると、メーヴェの飛行シーンとかあんな乗り方危なくて仕方ないよな、とか、多少冷めた目もあったけど、戦いを繰り返す人間の愚かさや、良心に苛まれた人間の苦悩、いずれ本当の世界でもありえる環境破壊とか、村の人々のナウシカに対する一途な敬愛のすばらしさと、色々な思いがあふれて、なんだか涙が出てきてしまった…。

ナウシカの原作本なるものも昔、読んだことがある。
A4サイズくらいある、ムック本みたいな、紙もわら半紙みたいなものだったけど、中身は、映画はほんの序章だと思えるくらい、深かった。正直、ちょっと当時の私には重かった。

ちょっとここ数ヶ月、色々なことがあって、ちょっとセンチメンタルになっている気がしてる。
感傷的って、傷という字が入るからちょっとネガティブだけど、そうじゃなくて、今しか味わえない感慨を忘れないで大事にしたいな、という気分になる。
もっと成長したい!


中1か2のときかな?

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