「対岸の彼女」

角田光代の直木賞受賞作品で、ドラマ化もされていたみたいですが、単行本になったのを知り、初めて読みました。

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大人になったら何かが変わるって思っていた…。
性格も立場も違う女性同士に友情は成立するのか?
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こんなかんじのコピーが気になって。

思った以上に、女の友情について考えさせられました。
amazonのレビューにもありましたが、リアルさが女性に興味深い内容ではないでしょうか。
続きが気になって一晩で読んじゃいましたが、読んでて楽しい、ってよりは、身につまされる感じがしました。
「雑誌に書いてあるとおりのタイミング、服装で公園デビューした」みたいな描写があるんですが、ほんとリアルすぎです。

小学校から高校までは「クラス」もしくは「部活」という社会の単位の中で、たいていはグループの中に収まって過ごした人が多かったと思います。私もそうでした。大学では少し自由度が増して、社会人になってからは、そういうグループとかないのかな?なんて私も昔思っていました。
この本に書かれているように、社会人になっても、主婦になっても、変わらないのかもしれません。
でも、卒業とか引越しとか環境が変わって、お互いをつなぐ共通の所属がなくなっても、そのときのつながりはその後も大切にしたいな。って思いました。当時すごく仲がよかったけどすっかり今は縁がなくなっちゃった人のことを、思い出したのは私だけではないはず。


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